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暑い夏 ~熱中症や肉球のやけどにご注意~

2014.08.04カテゴリ|ブログ

こんにちは、わたなべ動物病院の渡辺です。

暑さが厳しい季節となりましたが、皆様夏バテされていませんか?

動物さん(特に犬さん)も熱中症になりやすい季節です。

最悪の場合、死に至ることもあるので、注意が必要です。

 

対策として

①冷房で室内、車内を涼しくする

(外気温より5度ほど低くといわれていますが、室温25~28度程度、湿度40~50%程度が良いと思われます。)

②こまめに水分補給

③暑い時間の散歩を避ける

(なかなか難しいですが、日の出前、日が落ちてから2時間以上経ってからの散歩がいいと思われます。)

④暑い環境下(冷房のついていない車の中等)に放置しない

など動物さんたちの体調にも気をかけてあげて下さい。

特に短頭種(鼻ぺちゃさん、ブルドックさん等)はワンちゃんの体温管理に重要な呼吸機能が良くないので、要注意です!

ほかにも心臓病などの持病がある子や肥満傾向にある子も気を付けてください。

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今朝元気だったのに、いつもより体が熱く、ぐったりしている、呼吸が荒くハァハァしている、よだれを垂らしてもうろうとしている、嘔吐する、痙攣しているなどがあれば、熱中症も疑われます。お尻で体温を測ることができ、体温が40℃を超えているようでしたら、かかりつけ医に相談してください。(この時期の高体温を伴う急変は熱中症が一番に疑われますが、高体温は他疾患でも起きることがあります。まずかかりつけ医に相談し、水で冷やしても良いか相談してください。冷やし方もいろいろな方法があり、依然として議論されています。)

 

また、アスファルト、マンホールはとても暑く、やけどをすることもあります。遊びに行って、石や落ちているもの(ガラスや釣り針など)で肉球を傷つけることもあります。散歩前に道路などが暑くないか?散歩中・遊んでいるときには足を怪我しそうなものがないか?気にかけてください。家に帰ったら、しっかり足先を見てあげて下さいね。傷やただれがあれば、お近くの病院にご相談してください。

 

夏はキャンプや旅行などワンちゃんの楽しみもたくさんありますが、注意すべきこともたくさんあります。

なるべく体調を崩さないよう、楽しい夏をお過ごしください。

文責 わたなべ動物病院 渡辺 高司

 

 

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