2021.11.29カテゴリ|ブログ
一段と日が暮れるのが早くなり、朝晩の冷え込みも厳しくなって来ましたね!
わたなべ動物病院、看護師の菊田です。
私の家の猫たち(=^・^=)はこの寒さで最近こたつから出てきません(;^ω^)
さて今回は耳掃除についてです。
犬ちゃん、猫ちゃんは全身に毛がたくさん生えています。
勿論、耳にも毛があります。
人間の様に毛がほとんど生えてなく、つるつるしていればいいのですが、毛がある犬ちゃん、猫ちゃん(特に耳が垂れていて、耳穴を塞いでいる)は湿度などで蒸れて殺菌が繁殖しやすくなっています。
そのまま置いておくと、雑菌(マラセチア(真菌の一種)など)が増殖し、外耳道の炎症を起こしてしまいます💦
それが外耳炎です。
外耳炎を予防する為に、外耳道を清潔に保てる耳掃除が必要になるということです。
耳掃除にはいくつかやり方があり、
①耳掃除シート
市販で販売されている、ウェットシートです。
耳の皮膚と外耳道の入口を拭いてあげましょー。
奥の方はだめよ
②洗浄液
耳専用のイヤークリーナーです。
耳道の6分目ほど(水面が見えるくらい)耳に入れ、耳の根本を指先でつまんで数回揉んであげましょう。
その後、顔から手を離すとブルブルッと顔を震わせるので、その時に洗浄液や汚れなどが外に飛び出します。
(※汚れなどが飛び散る為、お風呂場などでしてもらうのがお勧めです(;^ω^))
汚れを無理やり取ろうとして、綿棒などを使ってしまうと耳の中を傷つける恐れがある為、使用は控えましょー!
また綿棒使うと耳垢を耳の奥に押し込んでしまうよ。
全ての犬ちゃん・猫ちゃんに必ず必要ということはなく、綺麗な子もたくさんいます。
まず、耳を観察してみてください。
・良く首を振る
・良く足で耳を掻く
・近づくと耳から臭いがする
などがあれば、耳掃除が必要かもしれません。
耳掃除が必要な場合、度合いには寄りますが、1か月に1~2回綺麗にしてあげましょー!
犬ちゃん・猫ちゃん、大人しく耳掃除をされてくれる子もいますが、中には嫌がって上手くできず、傷つけてしまったり、反対にかみついてきたり、引っかかれてしまったり・・・ということもあります。
そんな時は、トリミングや、動物病院に行くことをお勧めします。
外耳炎も酷くなればとてもつらい病気です💦
ちょっとしたケアーなどで大切な犬ちゃん・猫ちゃんが健康で幸せに過ごせるようにしてあげてください(^_-)-☆
本格的な冬に向かってまだまだ寒くなるので、お体に気を付けて、楽しくお過ごしください(^^♪